お久しぶりです。
大阪プログラマーのマサムネです。
今回は昨年作っていたレイトレレンダラーの紹介をしたいと思います。
そもそも作ってみようと思った経緯としては、DXR対応のGPUを持っておりレイトレしようかなぁと思っていたところに
CEDECでリアルタイムレイトレースの講演があり、自分はどこまで出来るのかと思い試してみようという感じです。
実装にあたって、この機会に描画周りの勉強もしたいと思ったので
物理ベースレンダリングを取り入れ静止画で綺麗な画を出せるようにして
その後リアルタイムで動かすための対応をするという流れで実装を進めていきました。
ということでまずは静止画がこちらです。
屈折の方は突貫で実装した場所があり不具合がありますが、
すりガラスのような表現やざらついた金属の表現ができておりいい感じに見えます。
そしてリアルタイムに動かしてみた動画がこちらです。
やはり残像やノイズが目立ちますね…
またこの動画には含まれていないですが屈折物が増えるとよりフレームレートが下がってしまい、
ゲームとして動かすにはまだまだといった状態です。
というところで、実装してみた結果としては
静止画についてはある程度綺麗なものを出せましたが、リアルタイムに動かすところはまだまだ改善しないとなぁという結果になりました。
完璧な出来とはいきませんでしたがレイトレの反射や屈折の綺麗さ、
fpsは低いですがリアルタイムに動かせるというところは実装していて面白かったですね。
最近は少し放置気味だったのですが、久しぶりに触ってみて再度モチベーションが上がったので
フルHD30fpsを目標にしてまた実装を進めたいと思います。
それではまた次回!