Quantcast
Channel: HEXA BLOG –株式会社ヘキサドライブ | HEXADRIVE | ゲーム制作を中心としたコンテンツクリエイト会社
Viewing all articles
Browse latest Browse all 731

情報は正確に

$
0
0

こんにちは。さいやん、こと齊藤です。

最近、会社で使用しているノートPCを買い換えました。

性能的には特に不満はなかったのですが、バッテリがヘタってきて交換もできなかったので、
本体ごと換えました。

PC💻もそうですがスマホ📱も最近は性能不足を感じることが少なくなってきました。
私の使っているiPhone7 PlusやGalaxy S7 edgeも発売して2年程度経ちますが、
どちらも性能で不満を感じたことがここ最近ありません。
PCもスマホも安いものではなく、長く使えるに越したことはありませんので、
そのためにはバッテリー🔋を長持ちさせることが重要になってきそうです。

 

そして新しいノートPCを色々と設定していると、こんな機能がありました。

 

この「いたわり充電」という機能は、バッテリーの寿命を延ばすために、
100%まで満充電せずに、80%または50%まで充電したらそれ以上充電しないという機能です。
そうすることでバッテリーの寿命を大きく延ばせるようです。
ただ充電量を減らすと当然バッテリー駆動時間も減るわけで、電源から外してモバイルで使うたびに、
いつモバイルで使っても大丈夫なようにこまめに充電したくなります。
会社での用途では、会議で席から持ち出したら少しバッテリーが減り、席に戻ってまた充電する
ということを1日に何回か繰り返すかたちになります。

 

でも、バッテリーには充電回数に限りがあるということもよく聞きます。
iPhoneのバッテリーについてはApple社も
「iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、
本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計されています。」
(参考URL:https://www.apple.com/jp/batteries/service-and-recycling/
と告知されており、充電を繰り返すことで性能が下がっていくことは周知のとおりで、
皆さんも一般の充電池やそのほかのバッテリー機器に充電回数が書かれているのを
目にしたこともあるのではないでしょうか。

 

そこで、「いたわり充電」で充電量を抑えても、
こまめに充電を繰り返してしまったら早く寿命がきてしまうんじゃ…
と思い、バッテリーに優しい使い方ってどうするのがいいんだろうと、
気になってちょっと調べてみました。

 

スマホやノートPCに使われているリチウムイオン充電池は下記のような特性があるようです。
・充電回数については、フル充電を何回分したかが基準になる。
 合計で100%→0%の放電量が1サイクルで、1回の使用で一気に100%→0%の消費をした場合も、
 20%消費して100%に充電することを5回繰り返して合計100%分の消費をした場合も同じ1サイクル。
 つまり、実際に充電器につないで充電した回数ではない。
 ※充電サイクルに関しては、Apple社のHPにもわかりやすく書かれています。
・放電によるバッテリーの劣化は、一度の放電量が少ないほど劣化も少ない。
 例えば、残り80%から30%への放電よりも、60%から40%への放電の方が、電池の劣化は少ない。
※この放電量を「放電深度」というようです。
 80%→30%の放電深度は50%、60%→40%の放電深度は20%です。
 つまり、機器の使用による放電深度は浅いほど電池の劣化は少ないと言えます。
・リチウムイオン充電池は、過充電・過放電すると劣化が早い。
 そのため、残量20%~80%の間になるよう充電を繰り返すと劣化を大幅に抑えられる。
 100%になっても充電し続ける、0%になっても放置するというのは大きなダメージになる。
 
つまり、スマホやノートPC等リチウムイオン充電池の製品は、
・なるべく使い過ぎ(20%以下)や充電しすぎ(80%以上)にならない範囲でこまめに充電して使う

という使い方が電池の寿命にはいいということが分かりました。

 

しかし、「充電池は使い切ってから充電したほうがいい」「継ぎ足し充電は電池を傷める」
というようなことも聞きます。
これらについて調べてみると、
・ニッケル水素充電池は、使い切る前に継ぎ足し充電するとメモリー効果という現象で
 電池性能が下がってしまう。
 
ということで、電池に使われている原料によって特性が違うようです。

※ニッケル水素充電池は身近なところでは単三充電池等で使われています。
 最近はその弱点をずいぶん克服し、メモリー効果も改善されているようです。

 

ちなみに、他にもバッテリーを長持ちさせるために気を付けたいこととしては、
・高温の状態で使用しない
というのがあります。
これがバッテリーを劣化させてしまう温度は意外と低く、45度以上は劣化が進むようで、
お風呂よりも少し熱いくらいでバッテリーにはよくないようです。
また、よく聞く「充電しながら使うとよくない」は充電しながら使うこと自体が悪いのではなく、

充電しながら使うことでバッテリー温度が上がることが多く、その状態がよくないようです。

 

今回色々と調べてみて、私は充電深度が深いと劣化が大きいことを知らず、充電回数は少ない方が

いいんだろうなーという程度の認識だったため、そこそこ減ってから充電するようにしていましたが、
これはバッテリーにはよくない使い方だったということが分かりました…

 

世の中には色々な情報があふれていますが、一度得た知識の思い込みや、時代とともに変わること、
それは何に対する情報か、といったことに注意しないと、対応を誤ることになるな、
という教訓を得ました。

 

これからは正確な確認とこまめな充電を心掛けたいと思います。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 731

Trending Articles