10連休は楽しめましたか?
こんにちは、プログラマの某(なにがし)です。
「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」をちょっと遊んでいたので紹介します。
Nintendo Laboシリーズは、コントローラー(Toy-Con)を自らダンボール工作して遊ぶゲームですね。Switchの多彩なセンサーとの組み合わせで、様々な体験ができます。
カッターナイフなどの道具を一切準備せずに組み立てられるよう工夫されています。
「つくる」「あそぶ」だけでなく「わかる」という要素もあり、各操作の動作原理をとてもわかりやすく丁寧に解説してくれます。
プレイヤーが詳しく知りたいと思えば、選択に応じて、それなりに突っ込んだ説明が聞けます。
シリーズ第4弾となるVR Kitは、VRゴーグルから自作して、SwitchでVRゲームが遊べるようになります。
VR機器としては、下記の制限があります。
・頭に固定するのではなく手で持つ。
・カメラがないためヘッドトラッキングなし。
・Switch本体のディスプレイ解像度が720pなので、あんまり細かいものは見えない。
とはいえ、VR機器とコンテンツのセットと考えれば、おそろしく安いです。
立体視は両目の視差を利用して奥行き感を表現しますが、「わかる」ではVR Kitだけでなく、3DSや映画館でどのような方法で立体視に対応しているかまで説明してくれて、なるほどな~と思わされました。
まだ全部作ってないので紹介しきれませんが、収録ゲームでは「バズーカ」に力が入っていて目玉コンテンツだと思います。
立体お絵かきができる「ゾウ」もレア体験。
自作したVRゴーグルは「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」「スーパーマリオオデッセイ」でも使用することができます。
三人称視点のアクションをゴリゴリやるより、背景や空気感を楽しむぐらいが個人的にはちょうどいいです。
それから、Nintendo LaboといえばToy-Conガレージですね。
ノードを接続するタイプのビジュアルプログラミングで、ゲームを自作できます。
これまでは、入力の組み合わせが自由とはいえ、ゲーム画面を作るようなものではなく、デジタル入力をいかにアナログの遊びに応用するか、みたいに感じていました。
そこに、VR Kitでは新たにToy-ConガレージVRというものが加わりました。
3D空間上に物体を配置するための3Dエディタに対応していて、なかなか高度。
プレイ中は物理エンジンが働き、破壊表現にも対応しているので、高速に弾をぶつけて派手に散らばる物体なんかを楽しめます。
もはやゲームエンジン。
できることが増えた分、きちんと理解するのは大変かもしれません。
サンプルゲームが64個もあるので、それらを触りながら、あれはどうやっているんだろう?と確かめていくことになります。
例えば、ジャンプアクションゲームのサンプルがあったので、ちょっとだけ手を加えて、青い人に黄色い弾を撃たせてみたりしました。スーパーファイティングロボット!
大したことはしてませんが、きちんと設定しないと思い通りに動きません。
物体が衝突するかどうかは設定できますが、「プレイヤーにだけ当たらない弾」みたいな詳細な属性はないため、弾の発射地点とプレイヤーが重なるとプレイヤーが爆散します!
これは「れんけつ」(ジョイント)位置を正しくする必要があり、シューター系サンプルを参考にできます。
ちなみにVR Kitとは言いますが、VRじゃないゲームも作れますし、そういうサンプルもたくさんあります。スマブラっぽいやつとか。
そんな感じで要素てんこ盛りになっています。おすすめです、VR Kit。