こんにちは。福士蒼汰です。
嘘です。 クバルカンと申します。今年の4月から東京スタジオにて、コンセプトアーティストとして入社しました
今年の絵の目標が「リアルテイストの塗りで美人を書く」なのですが、今回のブログではその練習として描いた作品の簡単なメイキングをお届けします。
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今回は「甲鉄城のカバネリ」より、無名(という名前のキャラ)をモチーフにファンアートを制作します。
オリジナルを描くよりも雰囲気の目標や骨格が明確に定まるので、練習時に既存のキャラをよく使用させて頂いてます。
それでは早速描いていきましょう
①ラフを描く
誰?
まあ落ち着いてください。
立体感を意識して描くとこうなるんです
多分….。
今回はキレイな線画を用いる作品ではないので、塗りの参考になる程度に描きます。
ポイントは目は小さめに、目頭は鼻横に寄せることです。
正直まだ可愛くないですが、自分を信じて次の工程へ。
②肌を塗る
早速塗っていきましょう
肌を以下のような感じで塗っていきます。
明度が一番高い面(サーフェス)を順にNo.1~3としています。
肌において最もポイントとなるのは⑤、サブサーフェス・スキャッタリング(Subsurface Scattering)と呼ばれる光と物体の特性で現れる赤みを入れることです。
(詳しくは調べてね)
で、上記のように塗っていくと….
わかりやすく肌の塗だけ表示してます。
頭長い。後で修正できるよう髪の毛の部分まで念のため塗ってます。
③服を塗る
塗りすすめていきましょう。
こんな感じ。
で、さらに塗り進めると….
こう。
良さげ!!
因みに、革部分は以下のように塗ってます。
サブサーフェス・スキャッタリング(字面かっこいい)が無い以外は基本工程は肌の時と同じです。
ポイントは⑤。固有色より高めの彩度の色で革独特の擦れや傷を入れてます。
④環境光を入れる
今まではキーライトのみのライティングでしたが、
ここからはキャラクターがいる背景に反射した光を入れてきます。
百聞は一見に如かず。
エアブラシで背景をガシガシ塗っていきます。
背景以外にも描きこみを行いましたが、一気に奥行が出た気がしませんか?
ポイントは物体のキワや側面を中心に光や映り込みを入れることです。
⑤仕上げと微調整
早速ですが、完成したものを見ていただきましょう!
どん!!
手前にライセンスフリー(重要)の写真素材を加工した桜の枝を入れました。
また、露骨に首~肩にかけての骨格が不自然であったため、調整をかけました。
桜吹雪も舞って、華やかな印象に仕上がったのではないでしょうか。
メイキングは以上です。
正直まだまだ骨格の理解が甘かったり、顔の不自然さが残る出来ではありますが、今後の課題にしてメキメキ上達させようと思います
ここまでありがとうございました。
またお会いする時までごきげんよう。