お久しぶりです。
ナカムラです。
ゲーム開発における難易度調整って、大切ですよね。
対象となるプレイヤーが面白さを感じられる、丁度良い難易度に予め調整しておく事は、労力が必要ですが、重要な事です。
更に、実際にプレイしている状況を見て、リアルタイムに難易度を調整する仕組みを導入しておく事も、重要になってきます。
今回は、後者を実体験したお話をします。
…と言ってもゲーム開発上の話ではなく、我が家の幼い子供と一緒にトランプで遊んだ際、接待プレイをした時の話、です
幼い子供と一緒にゲームを遊ぶ際、どうやって難易度調整をするかは、とても重要な事です。
本気でやってもあっさり勝ててつまらない上に、子供も泣きじゃくってそのゲームを嫌いになってしまいます
そこで、接待プレイ(ある程度手を抜いて、相手に気持ちよくプレイしてもらう事を目的としたプレイスタイル)が重要になってくるわけです。
大人相手だと、手を抜かれていることに気が付いて、冷めてしまうリスクがありますが、幼い子供相手に接待プレイするのは、比較的簡単です。
しかし、今回私が紹介するケースだと、そう簡単にはいきませんでした。
そこには、思わぬ難敵”妻”の存在がありました。
妻も一緒にゲームをプレイするのですが、妻は
「手加減なんかしないで、本気で相手をしてあげて欲しい」
というタイプの人です。
その人の眼をかいくぐって、バレない様に接待プレイを全うするのは中々難しいものがあります。
今回家族3人でプレイしたゲームは、次に説明するようなトランプの遊びですが、自分一人だけ「大人にもバレない様に接待プレイをする」というミッションに挑んでいる気分でした。
それぞれ、どのような工夫でそのミッションをクリアしたかを紹介します。
神経衰弱
ペアになるカードの位置を覚えていても、忘れたふりをする事により、かなり自然な接待プレイが可能でした。
あまりにもあからさまに忘れているフリをするとバレてしまうので、そこは要注意ですが。
7並べ
通常の7並べのプレイでは常套手段となる「相手が出したいカードを意図的に止める」というプランを取らずにおくだけで、自然に負けることができます。
ババ抜き
このゲームで、どう自然に接待プレイすべきか、最初は戸惑いました
「最初に配られた手札と順番で勝敗が決まるような、ほぼ運だけのゲームでしょ!?接待なんかできないヤバい
」と思いましたが、
自分の手札にペアが揃っても、敢えて捨てない
という行動を織り交ぜる事により、自然に負けることができました。
ただ、神経衰弱や7並べの場合と異なり、頭の中だけで手加減するのではなく、バッチリ手札に物的証拠が残ってしまう為、第三者に手札を覗かれると、手抜きがモロバレになるというリスクはあります
こうした接待プレイをした結果、子供本人は気を良くして何度も対戦を求めてくるようになり、神経衰弱に至っては、私が本気を出しても負けることがあるくらいになってくれました
その様子を見て、飽きずに続けさせる為の難易度調整って、本当に大切だという事を再認識した、という話でした。
では、また