こんにちは、大阪アーティストのコウノトリです。
いよいよ布団から出たくない時期がやってきましたね。
自分はシュラフで寝ているので、余計に出づらいです。
いきなり出ると、冷たい空気の刺激が強すぎてつらいので、
とりあえずシュラフ姿のままで座って、しばらくたってから起床しています。
刺激といえばですが、避けたい刺激もあれば、いい刺激もあります。
例えば、触ったことのないツールに挑戦してみたり、慣れたツールを今までやったことのない使い方で遊んでみたりなどです。
今年は、Substance Designerを一から触ってみました。
Substance Designerというと、エンバイロンメントアーティストや、
会社によってはテクニカルアーティストがメインに使用しているイメージがあるツールです。
ノードでシームレスなマテリアルが作成できますし、
海外ではマテリアルアーティストという、Substance Designerなどのツールを使っていろいろなマテリアルを作成する職種もあります。
今までの仕事の中で、Substance Designerをガッツリ使う機会があまりなかったので、
今回はほぼ何も分からない状況から始めてみました。
YouTube先生に頼って、初歩的な使い方はなんとなく分かるようになったので、
勉強したことを応用して記憶を深めようと思い、このようなものを作りました。
だいぶ前、先輩から教えてもらったアーティストの作品に、Substance Designerで作ったラーメンの作品があるのを見て、衝撃を覚えました。
触り始めたばかりの自分が、自分のやり方でどこまでできるかやってみようではないかと思い、ラーメンを作ってみました。
教えてもらったアーティストの作品とは雲泥の差ではありますが、形にできただけでも自分を褒めてあげようと思います。
ノードはそこまで参考にできないかなと思いますので、細かいところは見せませんが、
このツールの基本的な考え方でもある、Height map → AO/Roughness/Normal → Color/Albedoの順番で作成しました。
Substance Designerを使ってみて、個人的に好きなポイントは、
必ずしも同じノードや順番で進まないと作れないということは無く、いろんなやり方で同じような表現を実現できます。
そして非破壊であり、パラメータをいじるだけで違う結果になるのでとても便利ですね。
(お客様の要望に応じて、チャーシューの追加や、ネギ抜きもできますよ!)
さらに、ZBrush用のAlpha画像をSubstance Designerで作れば便利かも!と思い、以下のようなチャレンジをしてみました!
ここまでは、よくあるファーの作り方です。
そして以下のように、Mask Mapのところに一個加えるだけでできます。(変化なしの場合はMask Map Thresholdの数値が0になっているかも)
後は欲しい結果が出るまで、パラメータをいじいじするだけです。
以下の画像を書き出しました。
最後はZBrushに読み込み、好きなところへの描き込みに使うだけです。
何度でも言いますが、Substance Designerで作る便利な点とは、
ノードのパラメータをいじるだけで、いろんなバリエーションができるところです!
必要なところに応じてAlphaを変えたり、組み合わせたりすることで、
表現の幅を広げることが簡単にできて、便利ではありませんか!
というわけで、今回はSubstance Designerを初心者なりにいろいろ触ってみました。
ここまでで、Substance Designerが面白そうだな、と興味を持ってくれた方がいれば嬉しいです。
通常の使い方もあんまり紹介できておらず、美しいと程遠いノードのつなぎかただったり、遠回りなやり方をしているかもしれません。
ですが、ツールをどう使うかは結局使う本人次第なのです!
「全ての道はローマに通ず」と思えば、何とかなります。
今回はここら辺で、ではまた!