こんにちは!大阪開発デザイナーのかわさきです
「Unity5で簡単なゲームを作ろう!」の最終回となります!
第1回:Unity5で簡単なゲームを作ろう! その1(仮素材作成~ゲームの作成まで)
第2回:Unity5で簡単なゲームを作ろう! その2(本素材への差し替え~仮アニメーション作成まで)
前回は簡易なスプライトアニメーションをつけたところで終わっていたので今回はその続きを……!
と思っていたのですが、せっかくunityを使っているので今年からunityの標準Assetとなった
巷で話題の『Anima2D』を使ったスケルタルアニメーションを作っていきたいと思います!
※スプライトアニメーション…画像を連続で切り替えるコマ送りアニメーションです。
※スケルタルアニメーション…パーツ分けした素材を組み立て、骨を入れて動かすアニメーションです。
①まずはAnima2Dをインストール
unity内のAssetStoreで「Anima2D」をダウンロード&インポートします。
インポート先は標準の設定のままで大丈夫です。
②テクスチャの作成
Anima2Dではキャラのテクスチャをパーツごとに分ける必要があります。
今回は「頭」「身体」「風船」「目」といったざっくりした分け方をしましたが、出来れば身体は「手」「足」で分け、頭は「顔」「前髪」「後ろ髪」「王冠」で分けたほうがアニメーションをつけ易いのでオススメです。
ここでパーツ分けを怠ったがために
手を動かすと周辺の服が一緒に捻れるという何とも残念なモデルになりこの後かわさきは後悔することに…
インポートしたアトラステクスチャはInspector上でSpriteModeを「Multiple」に変更し
テクスチャをパーツごとに切り分け、
③モデル作成
テクスチャの設定が終わったら次はモデル作成です。
先ほど変換したテクスチャを一つずつHierarchyにぽいぽいドラッグ&ドロップで配置し、
Scene上で座標を調整します。
テクスチャの配置が終わったら骨を入れていきます。
骨を入れたいテクスチャを右クリックでボーンを追加し、長さや位置を調整。
inspector上のSprite Mesh InstanceのBoneに各Boneを入れていき、
Sprite Mesh Editウィンドウでメッシュを分割したあとにBind。
あとはWeightを調整して…
(すみません、この辺のスクショ撮り忘れました…)
モデルの完成です!
スカートの裾にも骨を仕込むことでスカートをパタパタなびかせられるので楽しいです。
揺れものってなぜこんなにも惹かれるのでしょうね
ひらっひら動いてる髪やリボン、スカートなどなどはつい目で追ってしまいますよね!
④アニメーション作成
ここまで来たらもう一息。
手足にIKを仕込み、あとは好きなだけアニメーションをいじいじしたら完成です!
そしてそっと「Build&Run」を実行すると…
じゃん!
動きました! 自分のAndroidでプレイできます!
画面をタップすると女の子がジャンプするので、障害物に当たらないよう上手くピョンピョンしていくゲームの完成です
いかがでしたでしょうか?
今見返すと第1回の手抜きがなんとも凄まじいですが
プログラマーさんいらずで簡単なゲームを作ることができました
(有能な参考サイトさまが全てを語っているので問題ないであろうとあぐらをかきまくった図)
初回の記事から1年ほど経っていますが、作業時間は実質4、5日程度です!
基本はチュートリアルに沿っていても、
素材や表現方法を変えてアレンジすることで自分だけのオリジナルゲームを作ることができます。
ゲーム作ってみたいけど作ったことないし…unityとかUE4ってよくわかんないし難しそう…とお悩みのあなた!
どんな簡単なゲームでも良いのでまずは1本作り上げてみてください!世界が広がります!
そしてもっと凄いゲームを作りたい!ビッグタイトルに関わりたい!と野心に満ち溢れた方は
ぜひヘキサドライブへ!
余談ですが、近年2Dアニメーションの需要が高まっているのか
Anima2Dもしかり、SpriteStudioやSpine、Live2Dといったツールがどんどん普及されていってるのが
2Dデザイナーとしてとても嬉しい限りです。
ところでLive2Dといえばこの子!
ヘキサドライブ開発の女性向けオリジナルアプリ
「MakeS -おはよう、私のセイ-」でもLive2Dを使っているので、
まだプレイしてないよ!って方はぜひ遊んでみてくださいね
ではまた!